年誌10号刊行しました

2015.03.19

2015年3月、年誌10号を刊行いたしました。
文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1020円/会員860円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

10号目次

エッセイ   三浦 雅士 世界遺産と文学館
  松浦 寿輝 音楽を聴く作家たち
  荻野アンナ ケチの話
  藤沢  周 基次郎という兄貴
  間宮 幹彦 吉本さんが「あなた」と言うとき
  西川 祐子 日本近代文学館で出会う偶然と必然
     
論  考 

小林 幸夫

<軍服着せれば鷗外だ>事件
   ―森鷗外「観潮楼閑話」と高村光太郎
  有元 伸子

岡田(永代)美知代研究の現況と可能性
   ―〈家事労働〉表象を例に―
  山口  徹

作家太宰治の揺籃期
   ―中学・高校時代のノートに見る映画との関わり
  吉川 豊子

文学館所蔵 佐佐木信綱宛大塚楠緒子書簡(補遺)
   ―洋楽鑑賞と新体詩集『青葉集』をめぐって―
  江種 満子 高群逸枝・村上信彦の戦後16年間の往復書簡をめぐって
     
資料紹介     

加藤桂子・田村瑞穂・
土井雅也・宮西郁実
村上信彦・高群逸枝往復書簡