年誌17号刊行しました
2022.03.122022年3月、年誌17号を刊行いたしました。
文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1040円/会員880円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ
17号目次
エッセイ | 中村明 | 文は人なりき |
樽見博 | 調べることの楽しさと限界 | |
坂井セシル | フランスにおける日本文学の受容 ――翻訳と研究の近況 | |
山本芳美 | 有島生馬の小説「彫千代」と関連資料について | |
山中剛史 | 『谷崎潤一郎と書物』その後 ――『春琴抄』赤表紙本の謎 | |
水村美苗 | とうに終わっていた「女流文学」 | |
論 考 | 高橋修 | 内田魯庵訳『小説罪と罰』と二葉亭四迷 |
馬場美佳 | 耐震元年の「五重塔」――濃尾大地震と〈暴風雨〉 | |
吉田昌志 | 尾崎紅葉と高村光太郎 ――その肖像制作をめぐって―― | |
小平麻衣子 | 獅子文六「やっさもっさ」原稿にみる「混血児」・売春婦・女のビジネス | |
関礼子 | 漱石「野分」前後と絵画の領域 ――『草枕絵巻』を補助線として―― | |
資料紹介 | 伊藤整宛諸氏書簡 ――チャタレイ裁判関係書簡を中心に |