年誌13号刊行しました

2018.03.30

2018年3月、年誌13号を刊行いたしました。

文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1020円/会員860円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

13号目次

エッセイ   いとうせいこう 手書きの中の情報
  前田 良和 「谷崎潤一郎全集」の刊行が終わって
  深澤 晴美

日本近代文学館草創期と川端康成
――小谷野敦・深澤晴美編『川端康成詳細年譜』を辿って

  倉  和男 『名著複刻全集』の僥倖
     
論  考 長島 裕子 新資料・東新日記が語るもの――記された言葉から浮かび上がる漱石の姿
  武藤 康史 治安維持法と高見順
  山口 直孝 「この人」という他者――大西巨人における佐多稲子
  林 淑 美 中野重治「『暗夜行路』雑談」を読む
  庄司 達也 「下島勲日記」――芥川龍之介を看取った文人医師の交友録
     
資料紹介   下島勲日記