近代文学の名作 作家の手稿Ⅱ / 3.11 文学館からのメッセージ ― 天災地変と文学
2013年11月30日(土)~2014年3月29日(土)
開館時間 |
午前9:30~午後4:30(入館は4:00まで) |
観覧料 | 一般 100円 団体割引はありません |
休館日 |
日・月曜日、第4木曜日、年末年始、2月第三週(特別整理期間) |
*なお2月28日(金)は一部展示替えのため休室いたします |
日本近代文学館では春・秋2回の特別展の他に、主に複製資料から構成し、日本近代文学の代表的な作家や作品を通史的に紹介する通常展を年2回開催しています。
この通常展示「近代文学の名作 作家の手稿Ⅱ」では、当館所蔵の複製原稿を中心に、書簡等の自筆資料を多数展示いたします。
い ずれも近代文学史上の代表的な作家、作品ばかりです。いかにもその作家のイメージに相応しい筆跡もありますし、意外性を感じさせる筆跡もあるかも知れませ ん。初期作の瑞々しい筆づかいや、絶筆に込められた思い、推敲の跡からうかがえる苦心等々、原稿を通して作品を鑑賞することで、活字で読むのとはまた違っ た作品の魅力、作家の息づかいを感じていただければ幸いです。
室生犀星と原稿「虫寺抄」(原本・日本近代文学館蔵)
芥川龍之介と原稿「歯車」(原本・日本近代文学館蔵)
主な出品資料
<原稿・草稿(すべて複製)>
夏目漱石「明暗」
宇野浩二「枯木のある風景」
高見順「故旧忘れ得べき」
中原中也「冬の長門峡」
島崎藤村「春」
樋口一葉「たけくらべ」
壷井栄「二十四の瞳」
梶井基次郎「密やかな楽しみ」
横光利一「旅愁」
宮沢賢治「雨ニモマケズ」
太宰治「斜陽」
三島由紀夫「鏡子の家」他
同時開催 全国文学館協議会 共同展
3.11 文学館からのメッセージ ― 天災地変と文学
2014年3月1日(土)~3月29日(土)
日本近代文学館では、全国文学館協議会の共同展に昨年度に引き続き参加し、「3.11文学館からのメッセージ ― 天災地変と文学」を開催いたします。この展覧会では、現在ご活躍中の俳人・歌人・詩人の方々に、震災や原発事故への思いを新たにご揮毫していただいた作品を展示いたします。ご揮毫いただいた方々は次のとおりです(敬称略)。
俳 人 歌 人 詩 人
宇多喜代子 岡野弘彦 中村 稔
黒田杏子 馬場あき子 岡井 隆
長谷川櫂 栗木京子 高橋順子
高野ムツオ 米川千嘉子 小池昌代
照井 翠 高木佳子
菅原和子 浦河奈々
※「近代文学の名作 作家の手稿Ⅱ」と同観覧券でご覧いただけます。