近代文学の名作・明治
2014年6月28日(土)~9月20日(土)
開館時間 | 午前9:30~午後4:30(入館は4:00まで) |
観覧料 | 一般 100円 団体割引はありません |
休館日 | 日・月曜日、第4木曜日(7月24日、8月28日) |
日本近代文学館では春・秋2回の特別展の他に、主に複製資料から構成し、日本近代文学の代表的な作家や作品を通史的に紹介する通常展を年2回開催しています。
明治維新の衝撃によって近代的な統一国家への道を歩み始めた日本は、明治の藩閥政府により西欧の政治、経済、軍事等の諸制度や、さまざまな文化を急速に取り入れ、近代国家としての体裁を整えてゆきました。
現代の我々が思い描く「文学」もまた所与のものではなく、江戸期の漢詩文や和歌和文、戯作等を刷新あるいは部分的に継承しながら、先人たちの試行錯誤の中で確立していったものです。
通常展示「近代文学の名作・明治」は、この日本近代文学の成立期である明治の文学の諸相や代表的文学者の功績を、当館所蔵の複製原稿・書簡、書籍・雑誌等で紹介するものです。
主な出品資料
<原稿・草稿(すべて複製)>
中江兆民 「続一年有半」
押川春浪 「新造軍艦」
東海散士 「佳人之奇遇」
坪内逍遥 「オセロ」
二葉亭四迷 「平凡」
島崎藤村 「春」
森 鴎外 「舞姫」
泉 鏡花 「湯島詣」
永井荷風 「仏蘭西の小都会」訳詩稿
長塚 節 「土」
広津柳浪 「雨」
正宗白鳥 「二つの髑髏(しゃれこうべ)」
高浜虚子 「子供等に」
谷崎潤一郎 「玉取り姫」
夏目漱石 「吾輩ハ猫デアル」「こゝろ」