年誌15号刊行しました

2020.03.24

2020年3月、年誌15号を刊行いたしました。

文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1040円/会員880円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

15号目次

エッセイ 三角みづ紀 ひかりの在処
古澤陽子 与謝野夫妻の書簡と祖父古澤幸吉のこと
安藤礼二 一人の両性具有者の手記
――南方熊楠とミシェル・フーコーの共振
宮沢章夫 北関東のその土地へ
古谷稔 高村光太郎と「書」
論  考 飛田良文 春のや主人/二葉亭四迷合作「新編浮雲 上篇」の書誌について
戸松泉 お縫の将来への想像力
――樋口一葉「ゆく雲」精読――
安藤宏 太宰治『お伽草紙』の本文研究――新出原稿を中心に――
金井景子 ひと・地域・コレクションをつなぐ
――文学展「浅草文芸、戻る場所」から考える――
飯島洋 伊藤整『発掘』の原稿について――人間認識の転回――
郡司良 井上満 獄中の記(1936―1938)
山田俊治 初期春陽堂の研究――東京芝新橋書林の時代まで
資料紹介1 片山敏彦宛諸氏書簡(2)
資料紹介2 内海信之宛諸氏書簡