第71回 岩阪恵子/関川夏央/楊逸/司会・佐藤洋二郎
第71回 声のライブラリー
朗読 | 岩阪恵子氏、関川夏央氏、楊逸氏 |
司会 | 佐藤洋二郎氏 |
日時 | 2012年11月10日(土) 2:00~4:00 |
会場 | 日本近代文学館 ホール |
定員 | 100名 |
受講券 | 3000円 |
岩阪恵子(作家)
『淀川にちかい町から』(講談社文芸文庫 1996)
岩阪恵子氏は、1946年奈良県生まれ。1歳より大阪に育つ。関西学院大学文学部卒業。
在学中より詩作を始め、その後、小説を書き始める。81年第一創作集『蝉の声がして』を刊行。
86年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞、92年『画家小出楢重の肖像』で平林たい子賞、94年『淀川にちかい町から』で芸術選奨文部大臣賞と紫式部文学賞、2000年『雨のち雨?』で川端康成文学賞を受賞。小説のみならず評伝でも高い評価を得る。主な著書に『木山さん、捷平さん』『台所の詩人たち』『掘るひと』などがある。
関川夏央(作家)
「クリスマスイブの客」『砂のように眠る―むかし「戦後」という時代があった』(新潮社1993)より
関川夏央氏は、1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。
85年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞、98年『「坊っちゃん」の時代』(共著)で手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など、明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞、03年『昭和が明るかった頃』で講談社エッセイ賞を受賞。『ソウルの練習問題』『おじさんはなぜ時代小説が好きか』『白樺たちの大正』『子規、最後の八年』『東と西 横光利一の旅愁』など著書多数。
楊逸(作家)
「荊楚歳時記」(「すばる」2010.4-6月号掲載)
楊逸氏は、1964年中国ハルビン生まれ。関東学院大学客員教授、日本大学芸術学部非常勤講師。
87年に留学生として来日。お茶の水女子大学文教育学部卒業。在日中国人向けの新聞社勤務などを経て、中国語教師となる。2007年『ワンちゃん』で文學界新人賞受賞。08年『時が滲む朝』で日本語を母語としない作家として初めて芥川賞を受賞。主な著書に『金魚生活』『すき・やき』『おいしい中国』『獅子頭(シーズトォ)』『陽だまり幻想曲』『孔子さまへの進言』などがある。
司会 佐藤洋二郎(作家)
佐藤洋二郎氏は、1949年福岡県生まれ。日本大学芸術学部教授。95年『夏至祭』で野間文芸新人賞、
99年『岬の蛍』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『イギリス山』で木山捷平文学賞を受賞。
近著に『島の文学を歩く』『坂物語』『東京ブリッジ=TOKYO-BRIDGE』などがある。